またまた青春小説「右大臣実朝」🌈
上は、太宰治さま作品、魯迅を描いた「惜別」の文庫表紙ですが、この文庫所載一番めの作品が、タイトルの《右大臣実朝》
源実朝を描いた、太宰さま中期の秀作です❇
以前にもこのブログに書きましたが、今また読もうとしていて手元にあるため、ついつい書いてしまいました💧(^^)
太宰治さまも、小生も、鎌倉右大臣こと源実朝さまが好きでありまして。
鎌倉三代将軍、源頼朝さまのご子息。
和歌好き。鎌倉の海好き。美しいもの好きでロマンチスト。命あるものすべてに対し優しい眼差しを向ける好青年。27才で落命。
38才で亡くなった美を愛する作家太宰治さまが、源実朝さまファンなのも頷けるお話です🌿
太宰さまの実朝さまに対しての思いが、よく表現され、また自らを主人公に投影しているのも伺えます。
小生が好きな場面は、のちに実朝さまを暗殺することになる公暁に対し、実朝さまの若き従者が、実朝擁護のために苦言を呈するところ(鎌倉の海、渡宋廃船の前で二人カニを食べる場面)。
作家さま創造力の産物な描写ですが、リアルで、小生、一番好きなシーンです(^^)
そんな訳で、今回紹介の作品、青春小説「惜別」文庫中の《右大臣実朝》⚡💫
今手元にある文庫本。
その中に折り込みの作品紹介広告があり、右大臣実朝も載ってますね。
でそこに、爆笑問題太田光さまの簡潔な作品紹介文があります。
「『右大臣実朝』ほどかっこいい小説は読んだことがなかった」(太田光さま)
そうです。実際、本作は、かっこいい小説なんです。さすが、太田さま。
この言葉に、小生いつも共感しています🌴✨