秩父両神山のクマ十郎「あの頃青春映画」ブログ(多忙によりお休みしています☺)🌴

何故か青春映画ドラマ小説好き。何故かみんなが非難する人を支持することあり。安倍総理とか。

HANA-BI🌠

HANA-BI [DVD]

1998年公開。
北野武監督作品第7作目。


第54回ベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した、切なさ満点のバイオレンス系ラブストーリーです💫

映像美「北野ブルー」が、鮮烈です。


不治の病に犯された妻と、張り込みの最中、同僚らの好意で妻の面会に行ったわずかの間に同僚らが凶悪犯に撃たれ、殉職重症を負わせてしまった西刑事。

西刑事は自責の念にかられて犯人を撃ち、仕事を辞め、同僚らの遺族に渡す治療費や生活費を工面しているうちに、借金がかさみ、ついには銀行強盗までしてしまう。

追われる身になった西夫婦は、逃亡生活を始め、逃げ続けるも、次第に警察に追い詰められてゆき………


本作の一番の見どころは、北野武監督演じる西刑事の妻役に大抜擢された《岸本加代子さまの名演》🍀
幼い子供と死別し、悲しみのあまり精神を病み、ほとんど無言の演技は、鬼気迫るものがあり、また、観る人に強い印象と共感をもたらしますね😢


岸本加代子さまは、80年代には、小柄で明るい笑顔の愛されキャラでしたので、演技とはいえ、その役柄上のギャップに、98年映画公開当時の小生、驚かされたことを覚えています☺


また、随所に北野流の少々ブラックな笑いも入り、更には、北野監督自身作の絵画が、場面の背景に多用されていて、ここも、見どころ!!
 

さてさて、そんな訳で、今回紹介のあの頃青春映画は、バイオレンス系ラブストーリー。北野武監督作品『HANA-BI 』でした🌠