青春伝記小説《美は乱調にあり》🔥🌺🌸
寂聴こと瀬戸内晴美さまの若き日の大傑作青春伝記小説でごんす💮💫
主役は、大正アナーキストの大杉栄さまとその妻、伊藤野枝(のえ)さま☺
本作は、特に《青鞜婦人》野枝さまに焦点をあてて書かれてまして。
知性と文才、情熱で、思想誌「青鞜」のリーダー平塚らいてうさまらとともに、20世紀初頭の我が国の現状に異議を唱え、闘った伊藤野枝姉さま🌊🍀
夫、大杉栄さまや同士たちとともに、度重なる言論弾圧と、発禁、裁判、罰金拘留刑等による苦難と貧困が、次々に降りかかったでごんす🌠💧
ですが、当時のアナーキストさまたちの頼もしさ✨
そんな強権の圧力をものともせず、自らの主張を掲げ、火のごとく熱い新聞記事や刊行物を繰り出し、社会改革に青春を捧げ………、結果若くして落命された人も多く😔(大杉栄さまも野枝さまも…)
100年も前の過去の出来事かもしれません☁☺
ですが、今の平穏な時代は、ことごとく過去の先人たちの、血と汗、涙と情熱、熱い想いによって築かれている🌸💮
そのことを、小生、忘れないようにしたいでごんす🌠🍀
現代日本人の醒めた目で見ると、〈熱すぎ〉と思うような当時の人々の燃えた生き方は、みな、時代の必然🍀《世のため人のため》なんだいな🐻
だから、今の平和な時代の基準で、過去の人々の“過度に見える命懸けの言葉や行動”を裁いてはいけないなあ、と常々思ってるでごんす🐻💦🌿
まあ小生未熟者なので、あまり偉そうなことは言えないでごんすが💧💦(汗)
蒼天の夢☁🌈
当時リアルタイムで観た友人から「いいドラマだった🌠」と教わり、後日小生も、レンタルで拝見‼
素晴らしい青春ドラマだいな☺
放映当時注目の、中村橋之助さま&野村萬斎さま古典芸能人気役者コンビ、初共演でごんした🌺
主役の吉田松陰さま⚡日本史教科書的には少し硬い人物に思えていましたが(特にあの肖像画…)、橋之助さま演じる松陰先生は、親しみやすいキャラクターで、松下村塾生徒たちと畑を耕し、丁寧に面倒見よく学門の指導をしたり、時には、ドジな面も見せたり……と🌴
それでいて、頭脳明晰、憂国の士で、ペリー前夜の日本の海防を北から南、足で歩いて研究した兵学者……
非常に人間味あふれ、厚みのある人格者✨吉田松陰さまを爽やかに演じて下さっているでごんす🔥🌻
歴史に残る幕末青春ドラマ〈キラキラ〉佳篇でごんす‼💫
「HERO」🌴🌊
木村拓哉さまが、ジーンズ、中卒、通販好き型破り検事を演じた、あの頃高視聴率ドラマですね🌠☺
その後も何度か続編が出ました。
小生もリアルタイムと、レンタルで見ましたが、何度見ても楽しめる構成に感心しきり💦✨🌻
登場人物の設定も巧妙で、同僚検事の皆さんたち、キャラが立ってました!!
脚本家さんのセンス最高です🍀
阿部寛さま&大塚寧々さまの不倫検事カップルの怪しい動き(笑)や、尿酸値を気にする不健康部長角野卓三さま、そしてピリピリ事務官松たか子さま💫ら🌈
検察事務官雨宮サン役⚡松たか子さまは思いを寄せる型破り久利生検事に、いじられっぱなし😰で、だけどめげない生真面目ぶり‼は、視聴者の好感度が高かったと思います🌠☺
名文句「あるよ」のバーマスター田中要次さまも、いい味出してました☺💮
素晴らしいです🌸🌷
華の乱🌺🌊
1988年公開、巨匠深作欣二監督作品の大正青春大作☺‼
松田優作さま、松坂慶子さま、吉永小百合さまら当時の若き名優陣が多数登場されてまして🌠🌈
大正時代を彩った著名な歌人&作家&舞台女優&アナーキストらの命懸けの波瀾の人生を、美しい映像にリアルに再現されていて……ホント素晴らしい映画でごんす🐻💫
名シーンはたくさんありますが、
中でも楽しいのは、松坂慶子さま演じる気の強い舞台女優松井須磨子さまに押され気味の人気脚本家&作家島村抱月先生の姿😊🌸
抱月先生の恋仲オロオロ場面は、見ていてハラハラでごんす⚡✨💮(押され気味というか、完全に押されてます💧)
名優陣がそれぞれの個性を発揮し、大正歴史人物たちの《熱い青春》を巧みに演じた佳篇🌺✴
懐かし映画『ハートブルー』🌊🌴✨
あの頃青春映画の快作《ハートブルー》です💮1991年公開、キャスリン=ビグロー監督作品🌻
当時の若き名優キアヌ=リーブスさまがエリートFBI捜査官役で、対する連続銀行強盗犯人グループのリーダー役がベテラン、パトリック=スウェイジさま☺🌸
二大俳優の豪華共演でした⚡
パトリックさまはサーフィンの名手役で、“菩薩”と呼ばれている天才サーファー😆🍀
そこに、キアヌさまと、ちょっとおっとりした先輩の捜査官二人チームが潜入し、サーフィン🏄を習う振りをしながら、次第に犯人グループを追い詰めていく‼……
ですが、実際のところ、振り回されるばかりで😰🌊
さて展開は如何に……
ストーリーもハラハラドキドキですが、海の映像美も素晴らしいです。
🏄サーフィン場面はもちろん、後半にはスカイダイビングシーンもあり🌈🌏❇で。
小生クマ十郎、あの頃本作をリアルタイムで観て…影響を受け…思わず湘南海岸でのサーフィン体験スクールに、参加してしまったことがあります✨(笑)
なんとも懐かしい映画です。
原題は『ポイントブレイク🌊』(サーフィン用語)。
原題のほうが、いいような気もしますね……☺🐻
《始祖鳥記》✒🌈
今回も青春小説紹介です⚡
以前ブログに書いた、あまり知られていない大作家、飯嶋和一先生の『雷電本紀』同様の大名作!!『始祖鳥記』✈💮
凶作、飢饉と災厄続きの江戸天明期、大空を飛ぶことに命をかけた男がいた!!
息苦しく困難な時代に、“鳥人”幸吉は、人々の希望となり、しかし、そのあまりの自由な動きに危機意識を持った幕府権力が動き出し……💦❇
………長年の修行で腕のいい表具師となった備前屋幸吉は、子供の頃からの憧れである《空を飛ぶ》ことの実現のため、夜な夜な研究を進め、羽根作りと秘かな実験飛行を繰り返していた☺✨
そんな中、次第に『夜になると鵺(ぬえ)が出る』『空を自在に飛ぶ怪しい人影が人心風紀を乱そうとしている』等の噂が立ち、幕府は取り締まりに乗り出していく!……😫
硬質な文体、時系列に沿った緊迫感あふれる記述は、飯嶋和一先生作品の特長であり、魅力です。
『雷電本紀』同様、本作も“全日本人必読!”です☺🌈
《太陽の子》児童文学&青春小説🌻🌈
ブログ、今回も文学作品紹介です☺🐻
ご存じ、故灰谷健次郎先生の傑作児童文学ですね🌠🌠
昭和50年頃に刊行され、当時大ベストセラーになりました💮🌷
主人公「ふうちゃん」は神戸生まれの明るい小学生🌺
両親は沖縄出身、今は神戸の下町で琉球料理の店「てだのふぁ・沖縄亭」を営んでいます😊😊
多くの楽しい常連さんたちが集まる素敵なお店🌠
ところが、ふうちゃんが小学6年生の時、お父さんがココロの病気になりました。
おとうさんの病気の原因は………😫💧
平和な日常に広がる波紋🌊😔
ふうちゃんは、悩みながらも、お母さんはじめ、周囲の友人、親身な大人たち、そして担任の先生らと共に考え続けました……🍃
そんな中、次第に、ふうちゃんはお父さんのココロの病と「お父さんが子供の頃の戦争😔」との関係に気づいてゆく⚡🌿💧
教師出身作家灰谷健次郎先生の作品は、庶民的なユーモアと真摯な雰囲気が巧みに織り混ぜられていて秀逸😆🌠
本作は人物名が印象的ですね✨ふうちゃん、ぎっちょんちょん、銀ちゃん、そして沖縄言葉の「てだのふぁ(太陽の子)」🌺🌄
また、この作品は、「あの戦争」が主たるテーマですがバランスが取れていて、過度に批判的でもなく、また、深刻にもなりすぎず…、の立ち位置✨🌠
更に、児童文学であるにもかかわらず、大人の読者層にも十分訴えかける深さとクオリティの高さ✒💮🌻
小生クマ十郎、灰谷健次郎先生の作品は、この『太陽の子』と『兎の眼』が良いですね🐻❇
読むと、様々なことを考えさせられます🌺
そして……激しく移り変わる時代と世相の中で翻弄されながらも、手を取り合い、思索と行動を続けながら強く生きている「ヒト」という存在がとても愛しくなる、素晴らしい“青春小説”です🌸💫
『右大臣実朝』☺✒
画像は、太宰治さまの文庫「惜別」ですが、今回おすすめなのが、その文庫の中の名作『右大臣実朝』でごんす✒🌸
中篇の、素晴らしい青春小説でごんすな🌈😌
小生の、ココロの師匠太宰サン✨が、生前理想としていた人物が
鎌倉三代将軍源実朝さま
で……🌠🌅
源実朝さまは悲運の鎌倉将軍ですが、太宰サンが、その悲しい運命🌊に身を任せながらも、微笑を絶やさず、波瀾の時代に生きて若くして散った実朝さまに自らを投影して描いた小説が、
この名作『右大臣実朝』
でごんす🔥🌷
まあ、ご一読くださりたく✨☺
ところで作品中、小生の好きな偉人鴨長明さまも出てきますが、その描かれ方&イメージはあまり良くなくて(笑)😰☺
そこだけは、「太宰サン💧💧長明さまをもう少し良く書いてください✨💧」と思ってしまうでごんすが、
そんな些事は置いておいて、全体的には太宰サンが、そのマイヒーロー《源実朝》さま✨💮を、史実に基づき、少し脚色して、実にかっこよく描いた、歴史に残る“佳篇青春小説”でごんす🌈🌸